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【2023年最新】断熱材の種類と等級完全ガイド - 快適な住まいのために知っておくべき基礎知識

1. はじめに - 断熱材の重要性

家づくりやリフォームを考える際、多くの方が「断熱材」について詳しく知らないまま進めてしまうことがあります。「うちは断熱材入ってるから大丈夫」と思っていても、実際にどのような断熱材が使われているのか、その性能はどの程度なのかを把握している方は少ないのではないでしょうか。

私自身、マンションを購入する際に「断熱等級3です」と説明されましたが、それが何を意味するのか全く理解できていませんでした。そこで今回は、断熱材の種類や断熱等級について詳しく解説し、2025年に予定されている省エネ義務化に向けた最新情報もお伝えします。

2. 断熱材は義務なの?意外と知らない断熱の基礎知識

実は現在の建築基準法では、断熱材の使用は義務ではなく、あくまでも努力義務となっています。これは意外と知られていない事実です。つまり、法律上は断熱材が入っていない住宅でも建てることができるのです。

とはいえ、最近の住宅で断熱材が全く入っていないケースはほとんどありません。しかし、予算を抑えるために断熱性能の低い商品を使用している業者は少なくありません。

本来は2020年に断熱性能の義務化が予定されていましたが、性能計算の複雑さや建築業界からの反発により白紙になりました。現在は2025年に省エネの義務化が実施される見通しとなっています。

3. 断熱等級とは?年代別に見る断熱基準の変遷

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標です。建築された年代によって適用される断熱基準が異なります。以下に年代別の断熱等級を紹介します。

3.1 1. 1980年未満(昭和55年以前)の建物

  • 断熱等級1(断熱材がほとんど入っていない)
  • 築43年以上の古い建物に多い

3.2 2. 1980年制定(昭和55年)の基準

  • 断熱等級2
  • 築42年程度の建物に適用

3.3 3. 1992年制定(平成4年)の基準

  • 断熱等級3
  • 築30年程度の建物に多く見られる

3.4 4. 2016年制定(平成28年)の基準

  • 断熱等級4
  • 築6年程度の比較的新しい建物に適用

3.5 5. 2022年制定(令和4年)の基準

  • 断熱等級5
  • 最新の断熱基準

2021年4月からは、新築や増改築の際に建築士から省エネ性能基準の説明が義務化されています。この説明で「適合」と言われていれば断熱等級4(2016年基準)、「既存不適格」と説明を受けていれば断熱等級3(1992年基準)となります。

ただし、この説明義務化は2021年4月以降に建てられた住宅に適用されるため、それ以前に建てられた住宅については説明義務がありません。

4. 断熱材の種類と特徴

断熱材には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。主な断熱材を6種類紹介します。

4.1 1. グラスウール

最も一般的な断熱材で、価格も比較的安価です。天井や壁に使用されることが多く、多くの現場で見かけます。

4.2 2. ロックウール

見た目はグラスウールと似ていますが、防音性能に優れています。大きな音を抑えたい場合におすすめです。

4.3 3. セルロースファイバー

古新聞や古紙を再利用した天然木繊維の断熱材で、環境にやさしいのが特徴です。アメリカでは最も普及している標準的な断熱材です。天然素材ならではの湿気を吸収する性質があり、結露やカビを防止する効果があります。

ただし、グラスウールなどと比べると価格は高めです。また、専門機材を使った専門業者による施工が必要で、地域によっては対応していない場合もあります。こだわりの住宅を建てる方に選ばれることが多い断熱材です。

4.4 4. ポリスチレンフォーム

床に使われることが多い断熱材です。「スタイロフォーム」や「カネライトフォーム」といった商品名で知られています。

4.5 5. ウレタンフォーム

吹き付けタイプの断熱材です。高い断熱性能を求める場合に選ばれることが多く、専門業者による施工が必要です。グラスウールなどと比べると価格は高めになります。

吹き付け後は、コンセントの位置変更などができなくなるため、施工前の念入りな打ち合わせが必要です。断熱材施工後に「コンセントの位置がここではなかった」と言っても変更できないので注意が必要です。

4.6 6. フェノールフォーム

鉄骨造や鉄筋コンクリート造でよく使用される断熱材です。厚さ3.5cmでグラスウール9cmに近い断熱性能を持っています。

5. 2025年省エネ義務化で変わること

2025年に予定されている省エネ義務化が実施されると、断熱等級3以下の住宅は「既存不適格」となります。既存不適格とは、建てた当初は合法だったものの、現行の法律には適合しなくなった状態を指します。

既存不適格になると、将来的に住宅を売却する際などに不利に働く可能性があります。特に断熱等級3の住宅は比較的多いため、今後の動向に注意が必要です。

6. どの断熱材を選ぶべき?選定ポイント

断熱材選びで重要なのは、以下のポイントです:

  1. 断熱性能: 等級4以上を目指すことで、将来の省エネ基準にも対応できます
  2. 予算: グラスウールが最も安価ですが、性能を重視するなら他の選択肢も検討しましょう
  3. 防音性: 静かな環境を求めるならロックウールが適しています
  4. 環境への配慮: 環境に優しい素材を重視するならセルロースファイバーがおすすめです
  5. 施工方法: 吹き付けタイプは高性能ですが、後からの変更が難しいことを理解しておきましょう

7. まとめ - 快適な住まいのための断熱選び

断熱材選びは、単に「入っているから大丈夫」ではなく、どのような種類の断熱材が使われているか、断熱等級はいくつかを確認することが大切です。特に2025年の省エネ義務化を見据えると、断熱等級4以上の住宅を選ぶか、リフォームで断熱性能を高めることを検討する価値があります。

快適な住環境を作るためにも、また将来の資産価値を守るためにも、断熱材と断熱等級についての知識を持っておくことをおすすめします。新築やリフォームを検討している方は、ぜひ建築業者に断熱等級について質問してみてください。

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今回は断熱材の種類と断熱等級について解説しました。エコ窓断熱プロの高橋が詳しく説明した内容をもとに、住まいづくりやリフォームの参考にしていただければ幸いです。断熱性能の高い住宅は、冬暖かく夏涼しい快適な空間を作るだけでなく、光熱費の削減にもつながります。将来の省エネ基準も見据えて、賢い選択をしましょう。

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