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窓の断熱性能の違いとは?家の熱の出入りを抑える効果的な選び方
目次
1. 家の中で熱の出入りが最も多いのは窓だった!
住宅の断熱性能を考えるとき、多くの方は屋根や壁を真っ先に思い浮かべるかもしれません。しかし実は、家の中で最も熱の出入りが多い場所は「窓」なのです。
エコ窓断熱プロの高橋によると、家の中での熱の出入りは以下のような割合になっています:
- 窓・サッシ: 夏場は73%、冬場は58%
- 屋根・天井: 夏場は11%、冬場は15%
- 外壁: 夏場は7%、冬場は15%
- 床: 夏場は3%、冬場は7%
これを見ると一目瞭然ですが、家全体の熱の出入りのうち、窓からの熱の出入りが断トツに多いことがわかります。つまり、窓の断熱性能を上げることが、家全体の断熱性能を効率的に向上させる鍵となるのです。
2. 窓の断熱性能を決める3つの要素
窓の断熱性能は、主に以下の3つの要素によって決まります。
2.1 1. ガラスの枚数
最もわかりやすい要素が「ガラスの枚数」です。
- シングルガラス: ガラスが1枚のみ
- ペアガラス(複層ガラス): ガラスが2枚で、間に空気層がある
- トリプルガラス: ガラスが3枚で、2つの空気層がある
単純に考えて、ガラスの枚数が増えるほど断熱性能は高くなります。特に空気層が断熱材の役割を果たすため、複層構造になっているペアガラスやトリプルガラスは高い断熱効果を発揮します。
2.2 2. ガラスの種類
次に重要なのが「ガラスの種類」です。
- 普通ガラス: 一般的な透明なガラス
- Low-E(ロー・イー)ガラス: ガラスの表面に薄い金属膜をコーティングしたもの
Low-Eガラスは、この金属膜によって太陽の熱を効率よく反射する特性を持っています。夏は外からの熱を反射して室内に入れにくくし、冬は室内の熱を外に逃がしにくくする効果があります。
さらに進化したのが「Low-Eガラス+アルゴンガス入り」のタイプです。ペアガラスの空気層部分に、熱を伝えにくいアルゴンガスを封入することで、さらに断熱性能を高めています。
2.3 3. サッシ枠(窓枠)の素材
窓の断熱性能を左右する3つ目の要素が「サッシ枠の素材」です。
- アルミサッシ: 最も一般的だが、熱伝導率が高く断熱性能は低い
- アルミ樹脂複合サッシ: 外側がアルミ、内側が樹脂の複合タイプ
- 樹脂サッシ: 枠全体が樹脂製で、最も断熱性能が高い
アルミは熱を伝えやすい性質があるため、アルミサッシだけの窓は室外の温度が室内に伝わりやすくなります。一方、樹脂は熱を伝えにくいため、断熱性能の向上に大きく貢献します。
3. 断熱性能はどれくらい違う?熱貫流率で比較
窓の断熱性能を数値化したものが「熱貫流率(U値)」です。この数値が低いほど断熱性能が高いことを示します。
アルミサッシ+シングルガラス: 6.51 W/(㎡・K)
これに対し、エコ窓断熱プロの高橋の会社で標準採用している「アルミ樹脂複合サッシ+Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)」の場合は、熱貫流率が2.15 W/(㎡・K)となります。
つまり、アルミサッシ+シングルガラスと比較すると、約3倍の断熱性能を持っているということになります。これだけ性能に差があれば、冷暖房費の削減効果も大きく違ってくるでしょう。
4. さらに断熱性能を高めるオプション
標準的なアルミ樹脂複合サッシ+Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)よりもさらに断熱性能を高めたい場合は、以下のようなオプションが考えられます:
- トリプルガラスの採用: ガラスを3枚にすることで、さらに断熱性能を高められます
- 樹脂サッシへの変更: サッシ枠を全て樹脂製にすることで、熱の伝導を最小限に抑えられます
ただし、これらのオプションは標準仕様よりもコストが高くなるため、予算との兼ね合いや住宅の立地条件、家族のライフスタイルなどを考慮して選択する必要があります。
5. まとめ:窓の断熱性能アップが家全体の省エネにつながる
家の中で最も熱の出入りが多い窓。その断熱性能を高めることは、住まいの快適性向上と省エネルギーに大きく貢献します。
特に注目すべきポイントは:
- 窓からの熱の出入りは家全体の50%以上を占める
- ガラスの枚数、種類、サッシ枠の素材で断熱性能が大きく変わる
- アルミサッシ+シングルガラスから、アルミ樹脂複合サッシ+Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)に変更するだけで、断熱性能は約3倍になる
新築時はもちろん、リフォームの際にも窓の断熱性能を見直すことで、一年を通して快適な室内環境を実現し、冷暖房費の削減にもつながります。ぜひ、あなたの家の窓の断熱性能を確認してみてはいかがでしょうか。