内窓

窓リフォームの種類と選び方完全ガイド:内窓・カバー工法・はつり工法を徹底比較

1. はじめに:窓リフォームで叶える快適な住まい

家の中で最も熱の出入りが多いのは窓です。また、外部からの騒音の侵入や防犯面でも窓は重要なポイントとなります。適切な窓リフォームを行うことで、断熱性能の向上はもちろん、遮音効果や防犯性の強化など、住まいの快適性を大きく向上させることができます。

しかし、窓リフォームといっても様々な工法があり、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、窓のスペシャリストであるエコ窓断熱プロの高橋さんに、窓リフォームの種類や選び方について詳しく解説していただきました。

2. 窓リフォームの3つの種類

窓リフォームは大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

2.1 1. 内窓設置

既存の窓の内側に新たな窓を増設し、二重窓にする方法です。既存の窓はそのままで、内側に新しい窓を取り付けるため、工事が比較的簡単で短時間で完了します。

2.2 2. カバー工法

既存の窓枠の内側に新しい枠を取り付け、その中に完成品の窓を設置する方法です。既存の窓枠を活かしながら、窓自体は新しいものに交換できます。

2.3 3. はつり工法

既存の窓を枠ごと取り外し、新築同様に新しい窓を取り付ける方法です。窓周りの壁を一部解体する必要があるため、最も大がかりな工事となります。

3. 窓リフォーム徹底比較:7つのポイントで選ぶ

それでは、窓リフォームの3種類を7つのポイントで比較していきましょう。自宅の状況や優先したい性能に合わせて、最適な工法を選ぶ参考にしてください。

3.1 1. 工事期間の比較

内窓設置:1か所あたり1〜2時間程度 カバー工法:1か所あたり数時間程度 はつり工法:2〜4日程度

工事期間が最も短いのは内窓設置です。1か所あたり1〜2時間程度で完了するため、日中の短時間で工事を終えることができます。カバー工法も比較的短時間で済みますが、はつり工法は壁の解体や復旧作業が必要なため、2〜4日ほどかかります。

3.2 2. 断熱性能の比較

断熱性能については、どの工法でも高い効果が期待できます。ただし、使用するガラスの種類が大きく関係してきます。

どの工法を選ぶ場合でも、Low-E複層ガラスやトリプルガラスなどの高断熱仕様を選ぶことで、断熱性能を大幅に向上させることができます。特に内窓設置の場合は、既存の窓と新設する窓の間に空気層ができるため、断熱効果がさらに高まります。

3.3 3. 使いやすさの比較

内窓設置:窓が二重になるため、開け閉めの回数が増える カバー工法:新しい窓に交換されるため使いやすい はつり工法:新しい窓に交換されるため使いやすい

使いやすさという点では、カバー工法とはつり工法が優れています。内窓設置の場合、窓が二重になるため、換気や掃除の際に二つの窓を開け閉めする必要があります。特にベランダなど出入りが多い場所では、この点を考慮する必要があるでしょう。

3.4 4. 防犯性能の比較

内窓設置:鍵が2つになるため防犯性が向上 カバー工法:破壊しにくいガラスに交換可能 はつり工法:破壊しにくいガラスに交換可能

防犯性能が最も高まるのは内窓設置です。内窓を設置すると鍵が2つになるため、侵入を阻止する効果があります。実は、戸建て住宅での泥棒の侵入経路は半分以上が窓からという調査結果が出ています。マンションでは玄関が最も多く、窓は2番目に多い侵入経路です。

カバー工法やはつり工法でも、破壊しにくい防犯ガラスに交換することで、ガラス破りによる侵入を防ぐことができます。

3.5 5. 遮音性能の比較

内窓設置:最大40dBの遮音効果 カバー工法:ガラスの種類による はつり工法:ガラスの種類による

遮音性能が最も高いのは内窓設置です。内窓を設置すると外窓と内窓の間に分厚い空気層ができるため、外部の音の侵入を効果的に防ぐことができます。実際の効果としては、最大40dBの遮音効果があると言われています。

これは主要道路の騒音を図書館並みの静かさにできるほどの効果です。音は10dB下がると半分の大きさに感じると言われているため、40dBの低減は非常に大きな効果と言えるでしょう。

3.6 6. リフォームの自由度の比較

内窓設置:既存の窓はそのまま カバー工法:窓の開け方の種類変更可能 はつり工法:窓のサイズ変更や開け方の種類変更可能

リフォームの自由度が最も高いのははつり工法です。一度壁を解体するため、既存の窓よりも大きな窓を設置したり、開き方の種類(引き違い窓から縦すべり出し窓へなど)を変更したりすることができます。

カバー工法も開け方の種類を変更することは可能ですが、既存の窓枠のサイズ内に収まる必要があるため、窓を大きくすることはできません。内窓設置は既存の窓はそのままなので、自由度は低めです。

3.7 7. コストの比較

内窓設置:最も安価 カバー工法:中程度 はつり工法:最も高価

コスト面で最も手頃なのは内窓設置です。次いでカバー工法、最も高額になりやすいのははつり工法です。はつり工法は複数の職人が関わり、窓の位置によっては足場の設置も必要になるため、他の工法に比べて費用がかさみます。

ただし、具体的な金額は建物の状況や条件によって異なりますので、実際のリフォームを検討する際は、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することをおすすめします。

4. 窓リフォームの工法選びで考慮すべき追加ポイント

4.1 工事中の音や振動

工事中の音や振動が気になる場合は、内窓設置やカバー工法がおすすめです。はつり工法は壁を壊す必要があるため、その分の振動や音が発生します。マンションにお住まいの方や、日中も在宅している方は特に考慮すべきポイントです。

4.2 工事に入る職人の数

内窓設置とカバー工法は、基本的に1人の職人で対応可能です。一方、はつり工法は複数の職人が出入りします。サッシ屋さんだけでなく、窓回りを壊すための大工さんや外壁の仕上げで塗装職人さん、足場を組む場合は足場職人さんなど、多くの人が関わります。

自宅に人が入ることに抵抗がある方や、コロナ禍で人との接触を減らしたい方は、少ない人数で済む工法を選ぶとよいでしょう。

5. まとめ:あなたに最適な窓リフォームの選び方

窓リフォームの3つの工法について、7つのポイントで比較してきました。最後に、それぞれの工法がおすすめの状況をまとめます。

内窓設置がおすすめの方 - 費用を抑えたい方 - 防音性能を重視する方 - 防犯性を高めたい方 - 工事期間を短くしたい方 - DIYが得意な方(一部の内窓は自分で取り付け可能)

カバー工法がおすすめの方 - 既存の窓の開け方を変えたい方 - 内窓よりも使い勝手を重視する方 - 工事期間はある程度短くしたい方 - 中程度の予算で考えている方

はつり工法がおすすめの方 - 窓のサイズを変更したい方 - 窓の位置を変えたい方 - 新築同様の仕上がりを求める方 - 予算に余裕がある方

窓リフォームは住まいの快適性を大きく左右する重要な工事です。自分の優先順位(断熱性・遮音性・防犯性・コスト・工期など)を明確にして、最適な工法を選びましょう。また、実際にショールームで窓の性能を体感してみることもおすすめです。

今回ご紹介した内容を参考に、あなたの住まいに最適な窓リフォームを見つけていただければ幸いです。

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6. 断熱リフォームで実現する快適な住まい - 専門家が教える効果と選び方

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