内窓

2024年版先進的窓リノベ事業の補助金額徹底解説!内窓・外窓の補助額はどう変わった?

1. はじめに:2024年版先進的窓リノベ事業の概要

2024年版の先進的窓リノベーション事業の補助金額が正式に発表されました。2023年から続く人気の補助金制度ですが、2024年版では補助額の見直しが行われています。「補助額が下がる」との事前情報がありましたが、実際にどのくらい変更されたのでしょうか?

私自身、2023年に内窓の設置で補助金を活用した経験から、2024年版の変更点を徹底解説します。これから窓の断熱リフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

2. 2024年版先進的窓リノベの基本情報

まず、基本情報から確認しておきましょう。2024年版では、対象工事の着手時期が前倒しされ、令和5年11月2日以降に着手したものが対象となりました。これは2023年11月17日に要件が変更されたものです。

2023年版と2024年版で大きく異なるポイントは、現時点で以下の3つです。

2.1 1. 住宅タイプによる補助額の違い

2024年版では、小規模住宅(戸建て住宅及び低層集合住宅)と中高層集合住宅で補助額が異なります。

  • 低層集合住宅:3階建て以下の集合住宅
  • 中高層集合住宅:4階建て以上の集合住宅

2.2 2. 工法による補助額の違い

外窓交換において、カバー工法と撤去工法(初期撤去工法)で補助額が異なります。

  • カバー工法:既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠をかぶせて取り付け、複層ガラス等に交換する工事
  • 撤去工法:既存窓のガラス及び窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事

2.3 3. ドアも対象になる可能性

2024年版では、「撤去を行う既存のドアを窓の撤去と同一の契約内で断熱性能の高いドアに撤去する場合に限り、補助の対象とします」という記載があります。これまで子育てエコホーム支援事業でしか申請できなかった玄関ドアが、先進的窓リノベでも申請できる可能性が出てきました。ただし、現時点では詳細情報が不足しているため、続報を待ちましょう。

3. 2023年版と同じ点

2023年版と変わらない点もあります。熱貫流率の基準は2023年と同様です:

  • SSグレード:1.1以下
  • Sグレード:1.5以下
  • Aグレード:1.9以下

対象製品は基本的に2023年版からそのまま移行する形になると予想されます。

また、サイズ区分も2023年と同様です: - 大サイズ:2.8㎡以上 - 中サイズ:1.6㎡以上2.8㎡未満 - 小サイズ:0.2㎡以上1.6㎡以下 - 極小サイズ:0.2㎡未満(小サイズと補助額に差はありません)

さらに、「1戸あたり5万円以上、上限200万円」のルールも継続されています。

4. 2024年版の補助金額はどう変わった?

それでは、気になる補助金額の変更点を見ていきましょう。

4.1 ガラス交換の補助額

ガラス交換の補助額は全体的に上がっています。ただし、アルミサッシの場合は対象となるガラスがほとんどないため、実質的な影響は少ないでしょう。ガラス交換の補助額はガラス1枚あたりの金額です。

4.2 外窓交換(カバー工法)の補助額

カバー工法による外窓交換の補助額も全体的に上がっています。ただし、熱貫流率の基準をクリアするのは撤去工法に比べて難しい印象です。

私自身、最近リクシルのリプラスを申請した際、ガス入りのLow-Eトリプルガラスを使用してようやくSグレードの基準をクリアできました。

中高層集合住宅では補助額がさらに高くなりますが、マンションの場合、外窓は通常、個人の専有部分ではなく共用部分となるため、管理組合や大家さんの管轄になります。そのため、中高層集合住宅での外窓交換やガラス交換は、管理組合が一括で工事を行う場合に限られることが多いでしょう。

4.3 外窓交換(撤去工法)の補助額

撤去工法(初期撤去工法)による外窓交換の補助額は、戸建て・低層集合住宅ではSSグレードのみ2023年と同額で、それ以外は少しずつ減額されています。

中高層集合住宅では大幅に増額され、カバー工法と同じ金額になっていますが、これも前述の理由から個人で申請するのは難しいケースが多いでしょう。

4.4 内窓の補助額

最も注目すべき内窓の補助額は、かなり減額されました。補助率1/2相当を謳っているだけあり、2023年版と比較して大きな変更があります。

グレード別に詳しく見ていきましょう:

4.5 SSグレード(熱貫流率1.1以下)

SSグレードの補助額は2023年比で約90%になりました。「1戸あたり5万円以上」のルールにより、小サイズ1箇所だけでは申請できなくなる可能性があります。

リクシルのインプラスに日本板ガラスのスペーシアクールを組み合わせれば、SSグレードの対象になります。

4.6 Sグレード(熱貫流率1.5以下)

Sグレードの補助額は2023年比で約80%になりました。

引き違い窓の場合、インプラスならLow-E複層ガラスとの組み合わせが、YKKのプラマードやプラストならガス入りのLow-E複層ガラスとの組み合わせが対象です。

ただし、同じ枠とガラスの組み合わせでも、窓の形状(引き違いか開き窓か)によってグレードが変わる場合があるので注意が必要です。

4.7 Aグレード(熱貫流率1.9以下)

Aグレードの補助額は2023年比で約75%まで減額されました。

インプラスなら板ガラスのLow-E複層ガラスやガス入りの一般複層ガラスが、プラマードUやプラストであれば通常のLow-E複層ガラスやガス入りの一般複層ガラスが対象です。

※上記はあくまで一般的な例です。詳細は各メーカーの対象製品一覧でご確認ください。

5. まとめ:2024年版先進的窓リノベの活用法

2024年版の先進的窓リノベーション事業では、内窓の補助額が減額された一方、外窓交換やガラス交換の補助額は増額されているケースもあります。特に中高層集合住宅向けの補助額が手厚くなっている点は注目です。

窓は基本的にオーダーメイド商品です。2023年版の納期遅延は解消されつつありますが、年内に間に合わせるのは難しい時期になってきました。2024年版の先進的窓リノベーション事業や子育てエコホーム支援事業をうまく活用して、快適な住まいを手に入れましょう。

エコ窓断熱プロの高橋としても、今後も納期や新情報が発表されるたびに最新情報をお届けしていきます。みなさんの住まいの断熱性能向上のお役に立てれば幸いです。

6. 【補足情報】対象製品の選び方

補助金を活用するには、対象製品を正しく選ぶことが重要です。以下のポイントに注意しましょう:

  1. 熱貫流率の確認: メーカーカタログやウェブサイトで熱貫流率を確認し、希望するグレード(SS/S/A)の基準を満たしているか確認
  2. 窓の形状による違い: 同じ製品でも引き違い窓と開き窓では熱貫流率が異なる場合がある
  3. サイズの測定: 正確なサイズを測定し、補助金額の計算に役立てる
  4. 工法の選択: 外窓交換の場合、カバー工法と撤去工法のどちらが適しているか検討する

まずは専門業者に相談し、ご自宅に最適な窓リフォームプランを立てることをおすすめします。

今使える補助金情報をチェック!

最新の補助金制度をいち早くお届け

その他の関連ブログはこちら!