内窓

内窓で騒音対策!効果がない時の原因と最適な選び方・取り付け方

1. 内窓を設置したのに効果がない理由とは?

内窓を設置したにもかかわらず、騒音対策の効果を感じられないというご相談は実は多いものです。エコ窓断熱プロの高橋さんによると、効果が出ない主な原因は次の2つだそうです。

1.1 1. 隙間ができている

内窓の防音効果を最大限に発揮するためには、隙間をなくすことが絶対条件です。わずかな隙間があるだけで、そこから音が漏れ込んでしまいます。特に次のようなケースで隙間ができやすいので注意が必要です:

  • 採寸が不正確で内窓のサイズが合っていない
  • DIYで取り付けて精度が低い
  • 取り付け工事の技術が不十分
  • 経年劣化でサッシと内窓の間に隙間ができた

1.2 2. 内窓自体の重さが足りない

もう一つの重要なポイントは、内窓自体の重量です。音を遮断するためには、ある程度の「質量」が必要なのです。ホームセンターなどで販売されているDIY用の軽量な内窓では、十分な遮音効果が得られないことがあります。

「内窓で止められる騒音というのは空気の振動の音になります。地面を伝わってくる振動を伴う音は、内窓では止めることができません」

2. 内窓で対策できる音とできない音の違い

内窓による騒音対策を検討する前に、まず理解しておくべき重要なポイントがあります。内窓が効果を発揮するのは「空気を伝わる音」に対してです。

2.1 内窓で対策できる音

  • 人の声や会話
  • 車のエンジン音やクラクション
  • 飛行機の音
  • 雨や風の音
  • ペットの鳴き声

2.2 内窓では対策が難しい音

  • 電車や大型車両の通過による振動を伴う音
  • 工事現場からの振動を伴う音
  • 階上からの足音や物を落とす音(特にマンションの場合)
  • 低周波の重低音

振動を伴う音に対しては、内窓だけでなく、床や壁の防振対策も必要になることがあります。まずは、あなたが悩んでいる騒音がどのタイプなのかを見極めることが大切です。

3. 効果的な内窓の選び方と施工のポイント

効果的な騒音対策を実現するためには、適切な内窓選びと正確な施工が不可欠です。ここでは具体的なポイントをご紹介します。

3.1 内窓選びの3つのポイント

  1. ガラスの種類と厚みを検討する 内窓用のガラスには様々な種類があり、遮音性能も異なります。一般的に、厚みのあるガラスほど遮音性能が高くなります。また、防音に特化した特殊なガラスもあります。
  1. フレームの気密性を確認する フレーム(サッシ)の気密性も重要です。気密性の高いフレームを選ぶことで、隙間からの音漏れを防ぎます。
  1. 内窓と既存窓の間隔を確保する 内窓と既存の窓の間に十分な空間(できれば10cm以上)を確保することで、防音効果が高まります。この空間が「緩衝材」の役割を果たします。

3.2 内窓の種類と特徴

市場には様々なタイプの内窓があります。代表的なものをいくつかご紹介します:

  1. インプラス YKK APが製造している内窓で、断熱効果と共に一定の遮音性能も備えています。取り付けが比較的簡単で、多くの住宅に対応しています。
  1. プラマード LIXILの内窓製品で、様々なタイプの窓に対応しています。断熱・遮音性能のバランスが良い製品です。
  1. 内窓プラスト 特に騒音対策に強い内窓として知られています。様々なガラスの組み合わせが可能で、高い遮音性能を実現できます。低音から高音まで、幅広い周波数帯の音に対応できるのが特徴です。

3.3 施工時の重要ポイント

内窓の効果を最大限に引き出すためには、施工の精度が非常に重要です。

  1. 正確な採寸 窓枠のサイズを正確に測定し、内窓のサイズを決定します。わずかな誤差も隙間の原因となるため、プロによる精密な採寸が推奨されます。
  1. 隙間のない取り付け 内窓を取り付ける際は、隙間が生じないよう丁寧に施工することが重要です。必要に応じてシーリング材などで隙間を埋めることも効果的です。
  1. 気密性の確認 施工後は気密性をしっかりと確認します。光が漏れる箇所がないか、風の通り道になっていないかをチェックしましょう。

4. 内窓の防音効果を高める追加対策

内窓の効果をさらに高めるために、併せて検討したい対策をご紹介します。

4.1 1. 防音カーテンの活用

内窓と合わせて防音カーテンを使用することで、さらに遮音効果を高めることができます。厚手の生地や、特殊な防音素材を使用したカーテンが効果的です。

4.2 2. 窓周りの隙間対策

窓枠と壁の間にも隙間がある場合があります。これらの隙間を防音テープや隙間埋めシーリング材で塞ぐことで、音の侵入を防ぎます。

4.3 3. 窓の向きや位置の工夫

新築やリフォームの際は、騒音源に対して窓の向きや位置を工夫することも一つの方法です。寝室などの静かさが求められる部屋は、道路側ではなく庭側に配置するなどの工夫が効果的です。

5. 内窓の防音効果を最大化するためのQ&A

5.1 Q1: 二重窓と内窓の違いは何ですか?

A: 二重窓は既存の窓を取り外して新たに二重構造の窓に交換するもので、内窓は既存の窓はそのままに、室内側に新たな窓を追加設置するものです。内窓の方が工事が簡単で費用も抑えられるため、多くの場合で内窓が選ばれています。

5.2 Q2: 内窓の防音効果はどれくらいありますか?

A: 適切な内窓を正しく施工した場合、約10〜15デシベル程度の遮音効果が期待できます。これは騒音レベルが半分から3分の1程度に感じられる効果です。ただし、音の種類や周波数、施工状態によって効果は変わります。

5.3 Q3: DIYで内窓を設置しても効果はありますか?

A: DIYでも一定の効果は期待できますが、プロの施工に比べると隙間ができやすく、遮音効果が十分に発揮されないことがあります。特に騒音対策が主目的の場合は、専門業者による施工をおすすめします。

6. まとめ:効果的な内窓による騒音対策のポイント

内窓による騒音対策を成功させるためのポイントをまとめます:

  1. 対策したい音が「空気を伝わる音」か「振動を伴う音」かを見極める
  2. 隙間をなくす施工精度と、十分な重量を持つガラスの選択が重要
  3. 騒音の種類に合わせた適切なガラスタイプを選ぶ
  4. 専門知識を持った業者による正確な採寸と施工が効果を左右する
  5. 必要に応じて防音カーテンなどの追加対策も検討する

快適な住環境のためには、騒音対策は非常に重要です。内窓の設置を検討されている方は、ぜひこの記事のポイントを参考に、効果的な対策を実現してください。

お住まいの状況や窓の種類によって最適な内窓は異なります。詳しい相談は、内窓の専門業者にお問い合わせいただくことをおすすめします。写真や窓のサイズなどの情報を事前に準備しておくと、より具体的なアドバイスが受けられますよ。

今使える補助金情報をチェック!

最新の補助金制度をいち早くお届け

その他の関連ブログはこちら!