先進的窓リノベ事業2025スタートがしました!
水回りに内窓は必要?お風呂・トイレ・洗面所の内窓設置メリットと補助金活用法
目次
1. 水回りの内窓設置が注目される理由
「お風呂やトイレなど水回りの小さな窓にも内窓を付けるべき?」という質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、水回りこそ内窓設置をおすすめします。その理由は、健康リスクの軽減と大きな費用対効果にあります。
近年、内窓リフォームの依頼が急増している背景には、国の大型補助金制度があります。特に水回りの小窓は、工事費用に対する補助金の還元率が50%を超えることも多く、非常にお得なリフォームとなっています。
今回は、エコ窓断熱プロの高橋氏に、水回りの内窓設置のメリットや具体的な施工方法、そして2025年が最終年となる補助金活用法について詳しく解説していただきました。
2. 内窓設置の優先順位と水回りの重要性
内窓設置を検討する際、どの部屋から始めるべきでしょうか?エコ窓断熱プロの高橋氏によると、優先順位は以下の通りです:
- リビングや寝室など滞在時間が長い場所
- お風呂・洗面所・トイレなどの水回り
- キッチンなど家族が頻繁に使用する場所
「水回りの窓は面積が小さいため、寒さの侵入をあまり感じにくいかもしれません。しかし、実はここが最も注意が必要な場所なのです」と高橋氏は指摘します。
2.1 ヒートショックのリスクと内窓の効果
水回りの内窓設置が重要な理由の一つが「ヒートショック」対策です。ヒートショックとは、温かい場所から急に冷たい場所に移動した際に、血圧が急激に変動することで起こる健康リスクです。
「暖かいリビングから寒いトイレに行ったり、熱いお風呂から冷えた脱衣所に出たりする際に、血圧が乱高下して最悪の場合、意識を失ったり命を落としたりすることもあります」と高橋氏は説明します。
厚生労働省の統計によると、入浴中の事故による死亡者数は年間約19,000人にのぼり、その多くがヒートショックに関連していると考えられています。内窓の設置により室温差を緩和することで、このリスクを大幅に軽減できるのです。
3. 水回りの内窓設置にかかる費用と補助金
水回りの窓は比較的小さいため、内窓設置の費用対効果が非常に高いのが特徴です。高橋氏によると「小サイズの窓の場合、工事費用は4〜5万円程度ですが、補助金が2万8000円出るため、実質負担は半分以下になることが多い」とのこと。
3.1 補助金制度の詳細
現在実施されている住宅の省エネ改修補助金では、窓のサイズによって補助金額が決まっています:
| 窓サイズ | 補助金額 | 還元率 | |---------|---------|--------| | 小サイズ | 2万8000円 | 50%以上 | | 中サイズ | 5万7000円 | 40〜50% | | 大サイズ | 8万円 | 40〜45% |
「特に小サイズの窓は還元率が50%を超えることが多く、非常にお得です。水回りの窓はほとんどがこの小サイズに該当します」と高橋氏は強調します。
3.2 補助金申請の期限と注意点
この大型補助金は2025年が最終年となっており、申請できるのは12月末までに工事が完了したものに限られます。「複数回に分けて工事を行っても、年内に完了すれば一括で申請できます」と高橋氏。
例えば、最初に水回りの内窓を設置し、効果を実感した後でリビングや寝室の内窓工事を追加しても、同じ年内であれば補助金申請が可能です。
4. 水回りの窓タイプ別・内窓設置方法
水回りの窓には、一般的な引き違い窓の他に、ルーバー窓(ジャロジー窓)が多く使われています。窓のタイプによって内窓の設置方法が異なりますので、それぞれ見ていきましょう。
4.1 1. 引き違い窓への内窓設置
一般的な横引きの引き違い窓には、同じく引き違いタイプの内窓を設置するのが一般的です。「この場合は特に問題なく取り付けられます」と高橋氏は説明します。
4.2 2. ルーバー窓(ジャロジー窓)への内窓設置
お風呂や洗面所、トイレなどでよく見かけるハンドルを回して開閉するルーバー窓(ジャロジー窓)には、内開きタイプの内窓が適しています。
「ルーバー窓には引き違いタイプの内窓が取り付けにくいため、内側に開くタイプの内窓を設置します。ただし、ハンドルとの干渉を避けるため、内窓を7cmほど内側に持ち出して取り付ける必要があります」と高橋氏。
さらに「ルーバー窓のハンドルをダイヤル式に変更すれば、内側への持ち出し幅を2〜4cmに抑えられる可能性もあります」とのアドバイスもいただきました。
5. 内窓用ガラスの選び方
内窓に使用するガラスも、用途に応じて選ぶことができます。
5.1 1. 透明ガラス
「基本的には透明ガラスを使用することが多いです。コストパフォーマンスに優れ、採光性も確保できます」と高橋氏。
5.2 2. フロストガラス(すりガラス)
「お風呂場など、プライバシーを確保したい場所にはフロストガラスがおすすめです。透明ガラスと同じ価格で、視線を遮ることができます」
フロストガラスは光は通しつつ外からの視線をカットできるため、特に1階の水回りの窓に適しています。
6. 内窓効果を実感するための段階的アプローチ
「内窓の効果を実際に体感してから本格的なリフォームを検討したい」というご要望も多いと高橋氏は言います。
「まずはトイレや洗面所など小さな窓から内窓を設置してみることをおすすめします。小さな投資で内窓の断熱効果を実感していただき、その後リビングや寝室など大きな窓の内窓設置を検討されるお客様が多いです」
実際に施工した顧客からは「水回りの寒さが劇的に改善された」「ヒートショックの心配が減った」という声が多く寄せられているそうです。
7. まとめ:水回りの内窓設置はコスト以上の価値がある
水回りの内窓設置は、以下の理由から特におすすめです:
- 健康リスク(ヒートショック)の軽減
- 高い費用対効果(補助金還元率50%以上)
- 小さな投資で内窓の効果を実感できる
- プライバシー確保(フロストガラス選択可)
2025年は大型補助金の最終年となるため、内窓設置を検討されている方は、まずは水回りの小窓からでも検討されることをおすすめします。
「快適な住環境は健康にも直結します。特に冬場の温度差による健康リスクを軽減するためにも、水回りの内窓設置は非常に効果的です」と高橋氏は締めくくりました。