内窓

【実験検証】内窓とハニカムスクリーンの断熱効果をサーモカメラで測定!温度差は最大9℃

1. 断熱効果を測定した環境条件

今回の測定は、某マンションのコンセプトハウスで行いました。測定条件は以下の通りです:

  • 測定窓:南向きの窓
  • 測定日時:8月下旬 午後2時30分頃
  • 外気温:34℃
  • 室内エアコン設定温度:26℃

まずは基準となる室内の一般的な壁の表面温度を測定したところ、26.3℃でした。これはほぼエアコンの設定温度通りで、適切に空調が効いている状態といえます。

2. 既存窓(シングルガラス)の表面温度

最初に、何も対策をしていない既存のシングルガラス窓の表面温度を測定しました。

測定結果:35.3℃

この数値は外気温とほぼ変わらず、アルミサッシのシングルガラスでは断熱効果がほとんどないことが明らかになりました。エアコンを26℃に設定していても、窓の表面は35℃以上になっているわけです。

これでは、窓の近くにいるとかなり暑く感じますし、エアコンも効率よく冷やせないため電気代も余計にかかってしまいます。

3. 内窓を設置した場合の表面温度

次に、既存窓に内窓を取り付けた状態での温度を測定しました。

測定結果:29.2℃

シングルガラスだけの状態と比べると、約6℃も温度が下がっています!内窓の設置だけで、かなりの熱を遮断できることがわかりました。

4. 内窓+ハニカムスクリーンを設置した場合の表面温度

最後に、内窓に加えてハニカムスクリーン(ハチの巣状の構造を持つ断熱スクリーン)を設置した状態で測定しました。

測定結果:26℃

なんと、内窓だけの状態からさらに約3℃も温度が下がり、エアコンの設定温度とほぼ同じになりました!シングルガラスのみの状態(35.3℃)と比較すると、約9℃もの温度差があります。

これは室内の壁とほぼ同じ温度で、窓からの熱の侵入をほぼ完全に防いでいることを示しています。

5. 断熱効果の比較まとめ

測定結果をまとめると以下のようになります:

  1. 既存窓(シングルガラス):35.3℃
  2. 内窓を設置:29.2℃(▲6.1℃)
  3. 内窓+ハニカムスクリーン:26℃(▲9.3℃)

内窓とハニカムスクリーンを組み合わせることで、窓の表面温度を室内とほぼ同じレベルまで下げることができました。これは断熱性能が大幅に向上していることを意味します。

6. 断熱効果が高いとどんなメリットがある?

このように窓の断熱性能が向上すると、以下のようなメリットが得られます:

  1. エアコンの効きが良くなる:室内温度を均一に保ちやすくなり、設定温度に早く到達します
  2. 省エネ効果が高まる:冷暖房の効率が上がるため、電気代の節約につながります
  3. 結露の防止:窓の表面温度と室内の温度差が小さくなるため、結露が発生しにくくなります
  4. 快適性の向上:窓際の不快な暑さ・寒さが軽減され、部屋全体が快適になります

7. 季節別の窓断熱対策のポイント

7.1 夏場の断熱対策

夏場は、窓に直射日光が当たる場合、外側での対策も効果的です。具体的には:

  • 日よけ(オーニング)の設置
  • すだれやシェードの活用
  • 遮熱フィルムの貼付

これらの外側での対策と、内窓+ハニカムスクリーンの内側の対策を組み合わせることで、さらに高い断熱効果が期待できます。

7.2 冬場の断熱対策

冬場は内窓の効果がさらに発揮されます。内窓とガラスの間に空気層ができることで、外の冷気が室内に伝わるのを防ぎます。ハニカムスクリーンも同様に、その構造によって熱の移動を抑制します。

8. まとめ:内窓+ハニカムスクリーンで快適な住環境を

今回のサーモカメラを使った測定で、内窓とハニカムスクリーンの断熱効果が数値で明確に確認できました。特に両方を組み合わせることで、窓の表面温度が室内とほぼ同じになるという驚きの結果が得られています。

住宅の断熱性能を高めるためには、開口部である窓の対策が最も効果的です。内窓の設置は比較的手軽にできるリフォームでありながら、大きな効果が期待できる対策といえるでしょう。

ご自宅の窓から熱が逃げていると感じる方、エアコンの効きが悪いと悩んでいる方は、ぜひ内窓とハニカムスクリーンの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

お住まいの断熱対策やリフォームについてのご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。皆さまの快適な住環境づくりをサポートいたします。

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