結露

【プロが解説】内窓を付けても効果が出ない10の原因と解決法|二重窓リフォームの失敗を防ぐポイント

1. 二重窓にするメリットとは?

まずは、窓に内窓を付けて二重窓にするメリットを紹介します。

  1. 室内の寒さや暑さを軽減できる:エアコンやストーブの効きが良くなり、光熱費の削減につながります
  2. 窓のセキュリティが二重になる:防犯性が高まります
  3. 遮音性能が向上する:外の騒音を軽減できます
  4. 結露の発生を抑制できる:カビやダニの発生を防ぎます
  5. 室内から見える窓が綺麗になる:古い外窓を交換せずに見た目を改善できます

二重窓にすると、屋外と室内の間に空気の層ができ、熱の出入りや音の伝わりをブロックする効果が高まります。しかし、単に既存の窓の内側に内窓を付ければ、結露や寒さ、騒音などの問題がすべて解決するわけではありません。

2. 内窓を付けても効果が出ない10の原因と解決策

SNSやブログで「二重窓にしたけど断熱効果を実感できない」「内窓を付けたけど元の状態から変化がない」という口コミを見かけることがあります。このような評価が出るケースには共通点があり、原因も明らかです。

ここでは、寒さや結露、騒音対策として内窓を付けても効果が出ない主な原因と解決策を紹介します。

2.1 1. 施工会社の専門性不足

近年、先進的断熱事業の補助金制度が始まり、様々な会社が内窓工事に参入しています。中には家電量販店系列のリフォーム会社で、エアコンの職人さんが内窓の取り付けも担当しているケースもあります。

内窓の工事は一見簡単そうに見えますが、実は高度な専門知識が必要です。外窓の建付けまでしっかり調整し、外窓と内窓の間に閉鎖された空気層を作ることで初めて高い効果を発揮します。つまり、窓全体に関する知識や技術がないと、本来の内窓の性能を引き出せないのです。

解決策: 内窓の施工は窓の専門店に依頼しましょう。窓の専門家は、単に内窓を取り付けるだけでなく、既存の外窓の状態も適切に評価し、必要に応じて調整や修理も行います。

2.2 2. 部屋の窓を全て二重化していない

ガラスの面積が大きいほど熱の出入りも大きくなるため、「とりあえず大きな窓だけ内窓を付けよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、これは効果を半減させる選択です。

同じ部屋内の小さな窓に内窓を付けないと、そこに熱の出入りが集中して結露がひどくなる可能性があります。また、部屋の中に内窓を付けていない窓があれば、エアコンやストーブの効きも十分に改善されません。

解決策: 二重窓にするなら、部屋単位でまとめてリフォームしましょう。理想的には家全体の窓に内窓を設置することで、最大の効果を得られます。

2.3 3. 外窓の劣化や歪み

いくら内窓を付けても、外窓の気密性が低いと効果は限定的です。住宅用の窓サッシは15〜20年程度でパッキンなどのパーツが劣化し始めます。また、家自体の経年による歪みによって、サッシの建付けが悪くなり隙間ができることもあります。

解決策: 築20年以上の住宅の場合は、内窓の設置に加えて外窓の交換も検討しましょう。窓工事のプロは、設置場所の状態だけでなく、既存の外窓の状態もチェックします。

内窓工事の際に外窓の建付けを調整しない業者は、窓の専門家とは言えません。施工方法として、以下の選択肢があります: - そのままの状態で内窓を付ける - 外窓の建付けを調整して内窓を付ける - 外窓を交換する

あなたの住宅に最適な方法を提案してくれる施工会社を選びましょう。

2.4 4. 内窓の設置位置が不適切

二重窓の断熱性は、内窓と外窓の間にできる空気層によって高まります。この空気層は薄すぎても厚すぎても効果が落ちるという特性があります。

理想的な空気層の厚さは約7cmです。内窓と外窓の距離が遠すぎると断熱効果が下がる場合があります。逆に、空気層が薄すぎても効果は低下します。

解決策: 内窓を設置する際は、メーカーが推奨する空気層の厚さを守りましょう。

なお、遮音効果については、中間空気層が厚いほど高くなる傾向があります。騒音対策として二重窓にする場合は、窓枠に額縁(ふちがまち)を付けて、あえて外窓との距離を取る工法も選択肢になります。

2.5 5. 内窓のサイズ選定と施工の誤り

内窓はホームセンターやオンラインショップでも購入でき、DIYで取り付けることも可能です。しかし、古い住宅では窓の上下左右で1cm以上も枠が歪んでいることも珍しくありません。

細かく採寸しないと、内窓がうまく収まらず隙間ができたり、建付けが悪くなったりすることがあります。DIYで内窓を取り付けたものの効果を感じられないという場合は、採寸が不十分で正しく施工できていない可能性が高いです。

また、大きな内窓を取り付ける際に、周囲の壁や床を傷つけてしまうという失敗例もよく聞きます。

解決策: DIYでの取り付けは工事費を抑えられますが、取り付け後に不具合があっても対処が難しくなります。プロに施工を依頼すれば、設置後のフォローサービスも受けられます。正確な採寸と適切な施工技術を持つプロに任せることをおすすめします。

2.6 6. 内窓のガラス選びの誤り

内窓を設置すると窓の断熱性、遮音性、防犯性がアップしますが、選ぶガラスの種類によって効果に大きな差が出ます。

窓の断熱性を高めるなら、単板ガラスではなく、真空ガラスやLow-E複層ガラスを選ぶのがベストです。防犯性アップが目的であれば、ガラスとガラスの間に特殊フィルムが挟み込まれた安全合わせガラスがおすすめです。

騒音対策としての二重窓も、ガラスに挟み込まれた特殊フィルムと中間空気層によって、空気の振動が伝わるのを抑えられる安全合わせ複層ガラスが効果的です。

解決策: 内窓のガラス選びは、リフォームの目的に合わせて最適なものを選びましょう。窓の専門家に相談すれば、あなたの住環境や予算に合った最適なガラスを提案してくれます。

2.7 7. 窓周辺の断熱対策の不足

内窓を設置しても、窓の周囲の壁や床の断熱性が低いと、そこから熱が逃げてしまい、十分な効果を感じられないことがあります。特に古い住宅では、壁内の断熱材が不十分であったり、経年劣化していたりする場合があります。

解決策: 内窓の設置と合わせて、窓周辺の壁の断熱強化も検討しましょう。壁の中の断熱材の状態を確認し、必要に応じて断熱リフォームを行うことで、住まい全体の断熱性能が向上します。

2.8 8. 期待値とのミスマッチ

「内窓を付ければ完全に寒さがなくなる」「騒音が全く聞こえなくなる」といった過度な期待を持っていると、実際の効果に満足できないことがあります。内窓は確かに断熱性や遮音性を高めますが、すべての問題を魔法のように解決するわけではありません。

解決策: 内窓の効果について現実的な期待を持ちましょう。窓の専門家に相談し、あなたの住環境での予想される効果について具体的に説明してもらうことが大切です。

2.9 9. 内窓の開閉不良

内窓を設置後、正しく開閉できなかったり、閉めた際に隙間ができたりすると、期待通りの効果が得られません。特にDIYで取り付けた場合や、専門性の低い業者に依頼した場合に起こりやすい問題です。

解決策: 内窓の開閉具合を確認し、問題があれば専門家に調整を依頼しましょう。プロの施工であれば、設置後のアフターサービスとして対応してくれるはずです。

2.10 10. 季節や環境による効果の変動

内窓の効果は、季節や天候、住宅の立地条件などによって変動することがあります。例えば、真冬の厳しい寒さの中では効果を強く感じられても、春先の穏やかな気候では効果を実感しにくいかもしれません。

解決策: 内窓の効果は長期的に評価しましょう。一年を通じての光熱費の変化や、極端な気象条件(猛暑や厳冬期)での室内の快適さの違いに注目することで、本当の効果が分かります。

3. まとめ:内窓リフォームで最大限の効果を得るために

内窓(二重窓)リフォームは、正しく行えば住まいの快適性を大きく向上させる効果的な方法です。しかし、ここで紹介した原因によって、期待通りの効果が得られないケースもあります。

内窓リフォームで最大限の効果を得るためのポイントをまとめます:

  1. 窓の専門家に依頼する: 窓全体の知識と技術を持つプロに施工を任せましょう
  2. 部屋単位でリフォームする: 一部の窓だけでなく、部屋の窓すべてに内窓を設置しましょう
  3. 外窓の状態をチェックする: 必要に応じて外窓の調整や交換も検討し

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4. 二重窓が効果ない原因と解決策:最適な内窓選びで快適な住環境を実現

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